ローカルで語り継がれ、 グローバルで語られていない場所

沖縄県にある「やんばる」「西表島」、鹿児島県にある「徳之島」「奄美大島」。 日本随一の美しい海に囲まれた、亜熱帯性気候に属する、4つの特別な場所。 それらの場所を総じて、我々は「奄美・琉球」と呼ぶ。

そこは、東京からおおよそ2~3時間の場所にありながら、ローカルでのみ語り継がれた独特の文化や自然美を有しており、未だグローバルで語られていない未曾有の価値を見出す人々が多く訪れている。

嗚呼、こんなにも魅力に満ち足りた地域を、匿っておくことに意味はあるのだろうか。

歴史が育んだ「多様性」、動植物が織りなす固有の「生態系」、地球が形成した迫力ある「地形」、人々が守りぬいた「自然美」。

人々を惹きつける奄美・琉球の魅力を紐解くと、このようにカテゴライズできるだろう。 それぞれの地域に宿る、それぞれの色彩と音色は、我々の感性を穏やかに、時に激しく刺激する。その突出した魅力と未曾有の価値を、世界に向けて発信すべき時が来たようだ。

さあ、ローカルとグローバルが喜び合うために、我々にできることをしようじゃないか。

地域で育まれてきた色彩(=価値)を、現代のチカラで越境させる。

あらゆる情報技術が発展している現代において、奄美・琉球の鮮やかな色彩を、正しく謙虚に、遠く広い世界へ発信することは、我々の使命なのではないだろうか。

地域で語り継がれてきた音色(=特色)を、世界中に共鳴させる。

国境を越えて、自由に旅の目的地を探すこの時代において、奄美・琉球の心地よい音色を、世界中に共鳴させることは、我々の使命なのではないだろうか。

奄美・琉球では、場所によってはWi-Fiの電波が届かない。電車も地下鉄もない。日常にある「当たり前」から、時に我々の感情をかき乱す「固定観念」から、離れる瞬間がきっとやってくる。どのような交通手段をとればいいのか。何を頼りに進めばいいのか。そう迷ったとき、地域の住民が必ず助けてくれる。自らの声で尋ね、自らの足で進み、目的地を目指してみてはどうだろうか。

我々はしばしば、ここに住む人たちの温かい人間性に歓迎される。自分たちの地域の魅力を「知ってほしい」という意欲、「伝えてあげよう」と想う献身、「伝えることができる」という力量、「伝えなければ」と抱く使命感。奄美・琉球に住む人々の、包み込むように寛大な人間性が、あなたの旅をより良いものへと導くだろう。ローカルと対峙することが、その土地を感じる最良の手段であり、旅のハイライトになると確信している。

心の中にしまってあった、無垢な感性を育む場所「やんばる」 森林が隆々と広がり、夜には怖しくも穏やかな黒で覆われる未開の島「西表島」 武骨さと寛大さを紡ぎ合わせたような、人間らしい島「徳之島」 私たちの視覚を、感性を、子どもの頃に持っていた鮮やかなものに還す島「奄美大島」

日本の南に位置する、4つの小さな地域の価値が、世界基準で認められる日を願って。

いま、「奄美・琉球」は、世界自然遺産に生まれ変わろうとしています。

ローカルで語り継がれた価値を、グローバルで語り継がれる財産へ。 いま、奄美・琉球は、世界自然遺産登録への道中にいる。